この日は、みかん組さん、うさぎ組さんは研究保育。さて研究保育って何でしょう。簡単に言うと「保育教諭(先生)方の“子どもへのかかわり方”の向上をめざす。」ということ、つまりは「保育教諭としての資質・能力を磨く」「保育者のプロとして、さらに上を目指す」ということですね。外部から指導の先生(今回は佐賀県教育委員会の幼稚園・こども園担当の指導主事の先生)をお呼びして、研究保育を行いました。ひしのみこども園の先生方は、年間を通し全員が研究保育をします。参観だけではなく、後日、研究保育の内容について検証を行い、よりよい保育の在り方について全員が研鑽を深めます…。自画自賛ではないのですが、先生方、“ひしのみこども園の教育目標”の達成に向かっては勿論“子ども一人一人の可能性を伸ばすために…”しっかりと頑張っています。
今日のみかん組さんの研究保育は??「はさみを使って遊ぼう」です。これから怪我することのないよう、「はさみの正しい使い方」を学び、切ったものを使って色々な「表現活動(模様つくり、形遊び、ごっこ遊びなど)」をしました。
まず、テレビを視聴して、円や直線の切り方を具体的に学びます。その後、教室ではさみの使い方をおさらいします。
はさみは自分も周りのお友だちにとっても安全に使えることが大切ですね。
「さあ、紙を切ってみましょう。」「それから、いろんな形に切って、紙に貼って、どんなものができたか、何を作ったか、教えてね。」
好きな紙を取りに来てね。
じょき、じょき。
はさみの持ち方に気を付けて安全に切っています。上手に紙を切ることができていますね。
子どもたち、思い思いに紙を切って、貼っていきました。
アイデア、創造性は抜群です。
切った紙を貼って…「できた!」
「先生、できたよ。」「たこを作ったよ。見て、見て。」
「私はくだものをつくったよ。」
どの子にどんな支援をしたのか、どんな言葉かけをしたのか…。その支援で子どもはどんな活動をしたのかも重要です。そのために背中や左の袖に名札をつけていますが、ネット上では個人が特定できないよう、名札にはモザイクをかけています。
毎日の保育の時間は当たり前ですが、研究保育では、参観のために、“指導案(週・本日の活動のねらい、予想される子どもの活動、言葉かけ、一人ひとりへの支援の方法など”を書いた資料)を用意します。また、保育の時間を参観する視点として、「保育の時間の教材の準備はどうか。子ども一人一人への言葉かけ・支援の方法・仕方はどうか。子どもたちの興味・関心の高まりはどうか。時間配分はどうか…。」結構あるんです。研究保育はビデオカメラで撮影し、参観できない先生もビデオを見て、後日の研究会に臨みます。
うさぎ組さんは?「夏祭りごっこをしよう」です。楽しかった夏祭りを振り返り、踊ったり、お店屋さんごっこをしたりしました。
ビデオを視聴し、夏祭りを想起し、踊ったり、楽しくお店屋さんごっこができました。
たこ焼き屋さんはあっという間に売り切れです。
たこ焼き屋さんには人集り。
おいしいたこ焼きを召し上がれ。
さあ、しっかりと踊りましょう。
子どもたちは他の先生もいて、元気に楽しい保育の時間だったようです。よくがんばりました。
この他にもひしのみこども園では、佐賀女子短期大学の付属園としての特色を生かし、直接、保育の在り方、子どもの見取り、子どもへの支援についてなど、大学の先生と連携しながら、質の高い保育をめざしています。